飛行機事故にあう確率は宝くじ1等当選確率より低かった

 

こんにちは、gousyunです。

 

最近、仕事で飛行機に乗る機会が増えました。できればあまり乗りたくない乗り物です。しかし、仕事上乗らなければいけないことがほとんどです。

 

怖くないと言えば嘘になります。でも、乗らなければいけない。離陸寸前には色々なことを考えてしまいます。

 

ならば、飛行機というものをしっかり理解すればいい。それでも何かおこればその時は諦めるしかない。

 

しかし、万が一の事が起きた場合、家族が慌てることなく対処できるよう色々と調べてみました。

 

 

・飛行機は何故飛ぶことができるのか?

・着陸時の減速方法は?

・飛行機の事故率は?

・飛行機事故の遺族への補償額は?

 

 飛行機は何故飛ぶことができるのか? 

 

飛行機の種類にもよりますが、ボーイング747型機は人間、燃料、貨物すべてがいっぱいで重量は350tちかくもあるそうです。こんな重い鉄の塊が空を飛ぶなんて不思議ですよね。

 

そんな重いものが空を飛ぶために必要な物が2つあります。

 

1つはエンジンです。

ボーイング747型機には4台のジェットエンジンが搭載されています。ジェットエンジンは中のファンブレードが回転し空気を吸い込み、ものすごい勢いで後方へと吹きだされます。その力によって全身し短時間で時速250km以上の速度に達し離陸します。

 

もう一つは翼です。

飛行機の翼は下側が平らで、上側は丸く膨らみカマボコのような形をしています。空気は翼に当たると上下に分かれます。翼の上に進んだ空気は翼の下よりも進む距離が長いので、上に進んだ空気は下に進んだ空気より速く進むことになります。

 

空気が早く進むということは、下側の空気より上側の空気のほうがうすくなります。空気はうすい所を補おうとするので、下側から上側へ浮き上がる力(揚力)がうまれ、飛行機は飛ぶことができるのです。

 

 

着陸時の減速方法は?

飛行機が着陸したとき、ゴウ音をたててスピードを緩めていきます。

 着陸すると、エンジンに装着されているリバーススラストシステム(逆噴射置)、主翼に付いているスポイラー(制動板)、タイヤのブレーキシステムの三つを使って、時速約200キロ以上の速度を、一気に減速します。

 

1つめは、パイロットが唯一手動でさどうさせる、スラストリバーサーというエンジン逆噴射装置です。仕組みは様々ですが、エンジンの推力の8割を逆方向に向けて減速させます。

 

2つめは、翼上面についているスポイラーです。これは翼上面に板がせり出し、抗力を生み出すことにより減速させていきます。このスポイラーは揚力を減少させ機体を確実に接地させる目的もあります。


 3つめは、飛行機の車輪ブレーキです。前輪タイヤと、主翼タイヤのすべてに取り付けられています。車輪ブレーキは、接地後タイヤの回転を感知し、設定された減速率にしたがって自動で作動します。

 

飛行機の事故率は?

飛行機は「世界で最も安全な交通移動手段」と言われてます。

しかし、事故に遭遇した場合の死亡確率は1位でしょうね。

 

 

統計では、

 

”東京→ニューヨーク間を毎日往復したとして、438年間毎日乗り続け一回事故に合う”

”10万飛行時間当り死亡件数=0.07件”

”飛行機が墜落する確率は0.0009%”

 

などの色々なデーターがあります。確率的には事故に遭遇した場合は、運がわるかったとしか思えませんね。

ちなみに、宝くじの1等当選確率は0.00797%だそうです。

 

飛行機事故の遺族への補償額は? 

私は常々、事故にあって死ぬなら飛行機事故がいいと考えたりすることがあります。飛行機の場合、トラブルが発生して墜落するまでの間は想像を絶する恐怖が襲うと思いますが、残された家族への賠償額が大きいのではないかと思っています。

 

国際線を運行する航空会社の責任を定めたもので、モントリオール条約というものがあります。2003年に発効し、日本発着すべての国際航空便での事故で乗客・遺族に支払われる賠償金の上限が撤廃されました。

 

賠償金は、航空会社により、又は航空会社の過失度により金額は様々です。1985年8月におきた日本航空123便墜落事故の場合、遺族には平均8000万円、プラスアルファで支払われた総額は600億円といわれています。

 

飛行機というのは本当に便利な乗り物です。そして、特にビジネスマンは飛行機を利用せざるをえないと思います。

 

もし万が一、そのような災難にあえば諦めるしかないでしょうね。

それも”運命”ではないでしょうか。